プロジェクトの進捗状況

これから、プロジェクトの進捗状況を、ここで報告してゆきます。6月は、井戸掘り、古い家の解体作業などが予定されています。

各記事は「+」をクリックすると開きます。

井戸の掘削工事

電気と並ぶ、最も重要なインフラである水の確保のために、井戸を掘ることが昨年から決まってました。ようやく6月1日〜7日に、待望の井戸の掘削工事が行われました。工事の担当は喜多方市の大塚さく井工業さんです。ちょうど福島リトリートと重なったので、我々も水が地上に噴き出る瞬間に立ち会えました。裏磐梯一法庵は吾妻川という渓流の近くなので地下水が豊かなのでしょう。10メートル掘っただけで、早くも水が出始めました。最終的には、30メートルまで掘削し、水量、水質ともに十分な地下水を確保できました。掘削した穴に塩ビのパイプを入れて行きます。一番下のパイプには、細いスリットが入っていて、そこから地下水がパイプの中に入ってくるようです。その水をポンプが吸い上げます。ポンプのモーターは地上に設置されました。

6月28日〜29日に、解体工事の為に再訪したときに、井戸のポンプを電源につなぎ、バルブを開けると、勢い良く水がでてきました。ものすごい水量です。最初は少し濁ってましたが、1時間くらい水を出し続けると透明になりました。そして初飲み。これが、裏磐梯一法庵の地下30メートルからの水だと思うと感慨無量。鎌倉にも持ち帰った井戸水を使い、コーヒーをいれました。えええ?全く違うコーヒーです。コーヒー豆は同じなのに。ここまで違うのか。日本茶も同じ結果でした。

次回、水道水質基準51項目検査 を行います。それで問題なければ、そのまま飲用に使用します。はい、皆さまも飲みたいですね?(笑)。空のペットボトルに入れて、希望者に届ける計画をたててます。どうぞお楽しみに。裏磐梯一法庵の境内から湧き出る水ですよ。水源の森の中なので、たぶん、大袈裟ではなく日本で一番美味しい水です。

<掘削用の機械>
<地下から水が溢れてきました>
<地下からの水も透明に>
<ポンプのモーター>
<井戸水の初飲み>
<井戸のポンプと分電盤>

解体工事

裏磐梯一法庵の建設予定地には、以前の所有者の家がありました。まず、解体しないと前に進めません。その解体工事が、6月25日から始まりました。我々は、28日と29日に工事に立ち会いました。

解体業者は、解体無料見積もりガイド から紹介された福島市の奥野商事さんです。5月には見積もりを出してもらい決まっていたのですが、なかなか順番が回ってこないで、ようやく工事の日を迎えました。6月28日の午後、我々が裏磐梯一法庵の現場に到着すると、既に以前の建物の上半分がなくなっていました。重機を扱う親方を中心に5人くらいが働いてました。親方と浄化槽、配管のある場所などを確かめました。

翌日、午前9時半ごろからスタート。親方が重機でどんどん建物を壊してゆきます。あっというまに、基礎以外がなくなってました。木材をトラックに積み、細かく片付けてゆきます。庭の隅に、気になっていた不燃物のゴミがありましたが、それも引き取ってくれました。

午後は、重機が基礎を掴むと地中からスポッと抜いて、トラックに積んでゆく作業でした。浄化槽、排水パイプ、水道管なども、次々と掘り出しては、拾い上げてゆきます。浄化槽を取り除くと、水たまりになったのですが、泥水のなかに土を入れて、なんとか埋めました。

全部、トラックに積んだあと、整地。これを実に丁寧にやってました。整地は解体業者がやるのか?基礎の業者がやるのか?と、大工さんに聞いたばかりでした。どちらでもいいそうですが、解体業者の時点でだいたい平らになりました。

はい、これで完全に建設予定地が、更地になりました。いつでも基礎工事ができます。

<解体工事後の更地>
<渓流側からみた風景>
<解体工事の現場>
<1階の床と重機>
<基礎だけになりました>
<基礎を重機で持ち上げる>